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AKA(Arthrokinematic Approach)と
SJF(Synovial Joint Facilitation)という治療技術をご紹介します。
皆さんが身体を動かす時、普通の状態では特に何も感じないでしょう?
肩を挙げる、膝を曲げる、指を曲げる、などなど…
ですが、何気なく動かしている関節の内部ではいろいろに複雑な動きが起こっています。
例えば単純な指の曲げ伸ばしでも関節の中では「転がり運動」と「滑り運動」が起こっています。
関節を簡単に表すと丸く凸になった骨頭とそれを受けるお皿、凹側の関節窩で構成されます。
これが動く時、関節窩を骨頭が転がるだけでは骨頭がお皿から落ちてしまいます。
ですので関節の中では骨頭が滑りながら転がっていくのです。
この様に関節運動は基本的に「転がり」「滑り」「軸回旋」という動作が組み合わさって起こり、関節の形状や種類でいろいろと複雑な動きをしています。
そして、この関節内部の運動性が悪くなると、様々な障害を起こします。
例えば肩関節であれば、腕を上に挙げる時に肩関節の下方向の滑りが悪いまま転がっていくと、上腕骨と肩甲骨の肩峰という部分がぶつかってしまいます。
これをインピンジメント(挟み込み)症状と言いますが、肩の痛みの代表的な原因です。
また、耳の横まで腕を挙げようとすると上腕骨は肩甲骨の関節面に対して軸回旋をしますが、この動きが悪いと腕が挙がりにくくなります。
また、膝の場合、曲げ伸ばしをする時に転がりと滑りだけでなく、大腿骨に対して下腿全体が内側や外側にひねるように回旋します。
実際に回旋動作が邪魔されることで起こる膝痛は非常に多くの例で見られます。
このような関節内の動きが悪くなると、関節を包んでいる関節包という膜組織や、関節をつないでいる靭帯、筋肉の特に腱となって骨に付く辺りの組織が異常を感じます。
そうすると防御のために筋緊張を起こしたり、結果として関節の痛みを起こします。
このような状態を
関節機能異常
と呼びます。
先ほど肩や膝といった末梢の関節の例をあげましたが背骨や骨盤、いわゆる「体幹」と呼ばれる部分の関節では関節機能異常が起こった時の影響範囲や障害の程度も大きくなってきます。
特に骨盤の仙腸関節部の関節機能異常は多くの腰下肢痛の原因となるだけでなく、自律神経の不調も引き起こします。
AKAでは、特に仙腸関節部の関節機能異常を重要としており、実際この部分が原因となっている痛み症状や自律神経失調症は多くみられます。
学生時代に皮膚刺激を学ぶ傍ら仙腸関節について解剖実習なども含めてかなり深く調べた経験があり、後に「仙腸関節の動作とそれが腰部および下肢の運動に及ぼす影響」というタイトルで論文を出したことがありますが、実は仙腸関節は歴史的には半関節に分類され基本的には不動関節とされてきました。
事実、解剖において仙腸関節は腱と靭帯でガチガチに固定されており、その他の軟部結合組織も一つずつ分けられるような状態ではなく、まるで一枚の板のようで、骨を直接持ってみても動くものではありませんでした。
ですが、近年「MRIを撮影しながら股関節を動かす。」という実験によって「体幹や股関節の動きによって仙腸関節は動作する。」という事実が確認されました。
これを「骨盤大腿リズム」といいます。
肩を動かす時に上腕骨と肩甲骨が一定の角度で同調して動くことを「肩甲上腕リズム」と言いますが、これに倣って骨盤の仙腸関節が動くことが証明されました。
ただしその可動範囲は1mm未満、角度にして最大2.3°というものです。
また、仙腸関節の関節面を耳状面と言いますが、この形状や角度における個人差が強いため、徒手での施術でその動きを感知するには熟練が必要と言われています。
SJFではAKAでの考え方に加えて「滑液循環」に着目することで、関節の正常な可動性と神経伝達や、関節内の炎症の緩和を促進させることを目指しています。
簡単に言うと「関節は引っ張らないで圧をかける」ということです。
関節というのは骨の関節面の間に関節軟骨があり、その周りを関節包が包んでいる、という基本構造をしています。
その特徴は
・軟骨は神経や血管が通っておらず、関節液で栄養される。
・軟骨自体には痛みやその他の感覚はない。
・関節液は関節包の内側の滑膜から分泌され、逆に吸収されることで排出される。
・関節包には血管はもちろんたくさんの神経終末やセンサーが集まっていて、身体の感覚や痛みを伝える。
というわけで、関節を引っ張るということを行うと関節周囲の血管や神経線維も引っ張られることになるので血流や神経の連絡が悪くなります。
逆に関節に対して正しい方向に適正な圧力を加えることで軟骨の滑りが良くなり、血流と神経の伝達が促進されるのです。
以上より、AKAは関節の運動性を、SJFはその上で神経伝達と滑膜潤滑性を高めることで運動器だけでなく、関節の感覚や自律神経の調節を行うことがでるのです。
具体的な方法ですが、「関節を動かす」というとバキバキさせるのかなと想像する方も居られるかもしれませんが、実際は関節を「緩み」位置で軽く圧を加えるだけです。
「緩み」位置というのは、例えば指の関節を動かす時、ギュッと握ったり思い切り開いた状態では指は動かせませんが、ダラッと力を抜くと指をもって動かせるでしょう?
身体の全ての関節には「緩み」位置と「締り」位置があり、AKAやSJFでは目的の関節を治療するときに「緩み」の位置にして行います。
ですので、初めて施術を受ける方は
何してるの?
という感覚です。
現在、AKAやSJFはクラシックな技術となってきています。
当院院長はAKA提唱初期、鍼灸師に門戸が開かれていた時代に学んでおり、以降も理学療法士の先生方との情報交換と交流により常に最新情報を得た上で皮膚刺激と組み合わせることで独自に昇華させて、より広い症状に適応するようになっています。
また、過去には専門家向けの勉強会を幾度も開催しておりますので安心して施術を受けていただければと思います。
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こんなことを聞いたら恥ずかしいかな?などとは思わず、何でもお話くださいね。
問診後、治療方針をお話してご納得いただけましたら施術をおこないます。
施術を行います。
皮膚刺激による施術は文字通り皮膚への軽い刺激で行いますので、特に初めての時は何をしているのか分かりにくい場合があります。
可能な限り説明と確認をしながら施術を行いますが、分からないときは遠慮なく訊ねてください。
施術後、今後の見通しとどれくらいの頻度で通院いただくかを説明いたします。
また、2回目の施術時には治療に関する計画表をお渡しいたします。
施術後も不安な点やご質問があればご遠慮なくお問い合わせください。
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