「肩こり」の幻像


イキナリクイズ!!  4710000・・・なんの数字でしょうか?

 

 

googleで肩こりと入力したヒット数(2015年5月27日現在)です・・・

 

 

画像のオジさんのようにしたくなる位の方もおられるでしょうか?お悩みの方は非常に多いと思います。

いろんなサイトやテレビに本、あらゆるメディアで取り上げられ、肩こり解消体操なるものはそれこそ星の如し。

 

私の語ることなどあるかしら?と考えてみたのですが・・・ありました(^^;

当院にも肩こりを訴える患者様はたくさんおられます。

診てみるとなるほど肩(いわゆる僧帽筋の上部繊維)がカチカチ肩甲上角(肩甲骨の内上方、上にポコッと出たところ)がコリコリして触ると「そこそこ」となります、覚えがありませんか?

あるいは肩甲骨の内側がコリコリしてたり、首筋から頭の付け根が筋張って硬くなってたり・・・

もう想像するだけで肩が凝ってきそうですね( ̄▽ ̄;

 

このようなイヤガラセをお伝えしたいわけではなく、その原因について考えてみたいのです。

 

でも原因ってそれこそいろんなところで述べられてますよね、日本整形外科学会HPでも僧帽筋、肩甲挙筋、大小菱形筋、棘上筋、頭頚板状筋、頭半棘筋などが挙げられており、その他にも棘下筋や広背筋、気の効いたところで胸鎖乳突筋 などなど挙げればキリがございません。

 

これらの筋肉が凝り感や痛みを感じているのでそれを緩めてあげれば良いというわけなんですが・・・これって原因なんでしょうか?

 

首や肩背部が凝る(持続的な筋緊張を起こす)原因動作には連続した前傾姿勢や運動不足などがよく言われますし、発生のメカニズムとしては筋肉が局所的な循環不全を起こして代謝産物や疲労物質が蓄積、これらがまた循環不全を増悪させて・・・という悪循環を繰り返すことでだんだんとしかも慢性的に硬くなってくるということまで判っています。

 

でも上記の筋肉が痛みを感じたり硬く緊張してくるのって原因ではなく、いわば結果ではないのでしょうか。

 

例えば姿勢が悪いという場合、簡単に言うと重い頭が生理的な状態より前に出ているわけです。

すると頚椎全体が前傾してくるのでその基部である上位胸椎辺りから先程の原因とされる筋群が緊張してきます。

 

しかし、頭を前傾させるにはそのための動作が必要です。

 

そのためには胸鎖乳突筋や広頚筋から大胸筋の筋連結、あるいは腹筋群持続的に頭や体幹を前に引っ張ると考えられます。

つまり真の原因となっているのはじつは頭を前方に引っ張っている筋肉であって凝りや痛みを感じている肩周りの筋肉はいわば「被害者」というわけです。

被害者をいくら押したり揉んだりしても何も出ませんよね?

あるのは冤罪への道です(^^;

 

今述べたのは極めて単純な肩こりの1パターンであってこの限りで無いものもありますし、他の原因疾患(内臓の病気など)がある場合は当然その治療が最優先ですが、肩こりの幻像(マボロシ)を追いかけている方・・・結構居られるのではないでしょうか?

 

幻像に振り回されずに真の原因を探してみたい方は一度ご相談下さい、アユカボディケアや鍼灸治療にて対応いたします。

 

5/13の拙ブログ「骨盤って・・・ゆがみますか?」以来の長文お読みくださりありがとうございました。