蒸し暑い時期もおさまり少し秋の気配がいたします。
久々の患者様のお声です、しかも実名OKということで掲載いたします。
鉄工所を営んでおられる高木様、写真の通り70代という年齢を感じさせないナイスガイですが、2016年末から腰痛に苦しんでおられました。
それまではゴルフなども楽しんでおられたのですが、仕事が忙しくなった年末頃から持続的な腰の痛みが現れ仕事も休み休みしか行えず、自宅階段も這うようにして上り下りされていました。
同時に左大腿部のしびれ感、場合によっては痛みで長時間立っておれない状態で整形外科を受診されました。
私もMRI画像を拝見しましたが、腰椎全体が左に湾曲して第3第4腰椎間の狭窄が強い状態でさすがに手術を勧められたとのことでした。
ただ、ご本人の意向では手術はできるだけ避けたいとのこと。
みたところ腱反射などの理学所見は軽度低下、筋力低下はほぼ見られず、MRI画像に対応した部分には強い症状がみられなかったので可能性はあるのではと考えました。
そこで可能なかぎりできることを模索するということで治療を始めました。
骨盤や腰椎の操作を何度か施したところあまり芳しくありません。
左の股関節を軽く曲げた状態にすると大腿部にしびれ感がでてきます。
そこで、普段は体の横からアプローチしている大腰筋をもっとダイナミックに刺激してみようといつもと異なった方向から刺激しました。
この方法では腸骨筋も刺激することができます。
私 「どうですか?」
高木様 「太ももがすごくしびれます。」
「少しだけがまんしてください。」
1分ほど後
「どうですか?」
「ビリビリが収まってきました。」
したり!
画像と実際の症状の一致があまりみられなかったので抹消神経の障害と踏んでみましたが、やはり大腰筋の筋膜性の関連痛が原因だったようです。
3回ほど同様の治療を行った際、
「8月に誘われていたゴルフ、断ろうかと思ってたけど行ってみますわ。」
と仰られました。
最悪カートで帰れば良いかと参加された翌日、お見えになり、
「全然痛くなかった、18コース周れました!
ホンマ人生で最良の日でしたで!」
いや、ホンマに良かったです、因みにお越しになった日は仕事もされており、それも全く問題なくこなせたそうです。
脊柱管狭窄や椎間板ヘルニア、変形性関節症などにおいてままあることで、病院での画像とそれに基づく医師の診断は正しいのですが、ただそれが症状の全てを引き起こしているわけでなく、対処する方法が別にあった、という貴重な症例だと思います。
全ての患者様に当てはまるわけではありませんし、どうしても手術適応となる場合はやはりありますが、その前に一度なにかできることはないか?と考えてみることが結果的に患者様の利益になることもあります。
あなたのお悩みの症状を改善する突破口が意外なところからみつかるかもしれませんので、いろいろ悩まず是非一度ご相談いただければと思います。
東大阪市で触圧覚刺激、AKA、鍼灸、腰痛、膝痛、美顔鍼灸、酸素治療と交通事故治療のアユカ鍼灸整骨院でした。